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2018/08/06

松きのこを世羅の宝に

松茸を思わせるきのこ作りを0から始めた 世羅きのこ園

①松きのこ差し替え.png

世羅きのこ園の松きのこ

松茸?しいたけ?答えは、実際に食べて、考えてみてください。

世羅きのこ園では、「松きのこ」「松なめこ」などのきのこが育てられています。耳慣れない名前かもしれませんが、これらのきのこの特徴は、松茸のような姿・形をしていること、そして、きのこなのに生で食べられることです。一般的なきのことは異なるコリコリとした食感も人気です。

本来、きのこは山で育ったものは地中や雨に含まれる化学物質を吸収していることがあり、そうでなくても菌類であることから、きちんと加熱しないと食べられないと言われています。まさにこの機能こそが、きのこが「山のお掃除屋さん」とも呼ばれている所以でもあります。一方で、「松きのこ」や「松なめこ」は、食品分析センターにて検査の結果、有害な食害菌がないと判断されており、生食で食べても問題ないということが証明されているのです。

そんな「松きのこ」「松なめこ」の正体は、松茸でもなく、しいたけでもなく、なめこでもない、新しいきのこというのが答えです。

②世羅きのこのお二人.png

世羅きのこ園 会長 東山正さん(右)、部長 林健次さん(左)

きのこを作り始めたきっかけは、環境への取り組み

もともと東山さんの旧勤務先は木材会社だったのですが、当時の環境問題等の取り組みで、木材の加工工程で出る削り粕などを環境にやさしい形で有効活用できないかと考え始めたそうです。その中で当時は、炭を作って川の水の浄化に活用する機器の開発などを行ないました。

一方で、海外の旅行先で大規模なきのこ園を目にしたり、知人からきのこの販売の話を聞いたりと偶然にきのこに関わる機会が度々あったそうです。環境について考えるようになっていたことと、当時のきのことの不思議な出会いが重なって縁となり、知り合いの木材会社が扱っている廃材を使って、炭を作る代わりにきのこ作りを出来ないかと考えたのがきのこ生産を始めたきっかけだそうです。とは言え、きのこ作りの知識はそれまで皆無であった東山さん、大変な苦労があったそうです。

というのも、世羅町は、かつて東山さんが幼い頃は、1.8トン近くも取れていた程の日本有数の松茸の産地だったので、きのこ作りを開始した時は、ある程度松茸を作れるものと思っていました。ところが、高度経済成長期に問題となり始めた酸性雨、地球温暖化、また近年では黄砂なども影響して、世羅町での松茸づくりが難しくなっていると分かったのだそうです。実際に、昨年2017年には、世羅町で松茸は約100kgしか獲れなくなっています。

それでも、「どうにかして世羅町を代表するきのこを作りたい」との思いから研究を続け、松茸の菌としいたけの菌で実験・研究している時に偶然にも誕生したのが、松きのこ、松なめこでした。さらに現在のように販売できるまでの製品化には研究を始めてから15年近くが経過していたそうです。それだけに、この松茸に代わる新しいきのこの生産は、町のPRに大きく貢献しています。

ふるさと納税は、世羅町の特産品として『松きのこ』をPRするのに相性が良い

松きのこが全国に知られた要因のひとつとして考えるのが、テレビへの露出、そしてふるさと納税です。世羅きのこ園がふるさと納税のお礼品の提供を始めたのは、2017年3月ごろ。それまでにも、メディアに取り上げられて、既に全国から注文が集まっていたものの、ふるさと納税は特に、安心安全を掲げる世羅きのこ園と"相性のよい"仕組みだと感じたそうです。

それは、ふるさと納税で扱われているものが町の特産品であるとのイメージが定着しているためです。寄付者は、ふるさと納税をしてその地域を応援するのと同時に、その土地の特産品を知って食べてみたいと考える人が多いので、安心安全な町の特産品は、ふるさと納税の寄付者に興味を持ってもらい、実際に食べてもらうところまでの行動につなげるにはぴったりのようです。

東山さんは、ふるさと納税をきっかけにファンが増えているとも言います。全国の寄付者に松きのこ、松なめこをお礼品として届けたのちに、ふるさと納税で一度松きのこを注文した寄付者の方から「東京でも買うことのできる場所はないか」と問い合わせがあったり、オンラインショップや電話でリピーターとして注文されたりといった機会も増えたそうです。

今後の目標は変わらぬ努力と生産者の拡大

今後の展望について伺うと、東山さんは、

「世羅きのこ園は、世羅の特産品として、松きのこの菌床の製造拠点となっています。大事に育てて、日本全国に発信していきたいです。」

と語ります。

世羅の宝として保っていくためには、今後の松きのこの担い手の確保が重要ですが、その点について、以前からの地道な努力により信頼を得てきています。例えば数年前から、世羅きのこ園では、松きのこ、松なめこの生産者を募集しています。その結果、現在は広島、岡山、福岡に菌床を提供し、生産者の輪を広げています。今後は北海道、新潟、長野などにも拡大する予定があるとのことです。

また、従業員のうち半数以上は60歳で頑張っておりますが、今年は新卒の新入社員も入ったそうです。従業員、生産者の拡大を行ない、世羅の宝の継承をしていくことは、世羅きのこ園の方々にとっても私たちにとっても大きな願いとなります。

ただし、大事なのは「地道に周囲の人の理解を得ること」とも言います。まだまだ多くの人に知ってもらいたい松きのこや松なめこを広めるためには、

「実際に食べてもらえるように美味しく調理したり、それを実演販売したり、イベントに出店したりすることが重要です」(東山さん)

松きのこがテレビで紹介されるようになっても、現在も欠かさず社外で販売し、実際に消費者に食べてもらうことを意識しているそうです。

生はもちろん、天ぷらやかき揚げ、炙り、アイスクリームと、様々な楽しみ方ができるそうです。ぜひ一度召し上がって、松きのこを体感してみてはいかがでしょうか。

③世羅町の風景差し替え.png

米どころとしても有名な世羅町では、田んぼと住宅が隣り合っており、美しい

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